主治医が見つかる診療所【冬の免疫力アップSP】2017年1月23日(月) 20:00〜21:00に放送されます。
病気や怪我への不安を解消したいと願っている人は多いと思います。そんな貴方の悩みを専門分野の現役医師が集結し、医療・健康にまつわる情報をわかりやすく解説し悩みを解消していきます。
出演者
【司会】草野仁、東野幸治
【アシスタント】森本智子(テレビ東京アナウンサー)
【ゲスト】敦士、東尾理子、山口もえ、ラサール石井(※五十音順)
【番組主治医】秋津壽男(内科)、上山博康(脳神経外科)、丁宗鐵(漢方)、中山久徳(内科・リウマチ科)、南雲吉則(乳腺外科・形成外科)、姫野友美(心療内科)
(※五十音順)
出演者続き
【ゲスト医師】福岡篤彦(呼吸器内科)の皆さんで進行していきます。
目次
免疫とは何のこと?
自分自身の本来の細胞と自分の体の外から入ってきた細菌やウイルスなどを区別して、自分の細胞以外の異物を攻撃・殺傷・排除してくれるのです。
現代人は免疫力が低下してきていると言われています。
冬場にインフルエンザにかかるのも免疫力の低下からくる事です。インフルエンザ予防の為
にも免疫力を上げる生活習慣の基本の説明しましょうね。
免疫を高める生活習慣とは何でしょうか?
免疫を高めるには先ずは食事の見直しが一番大切です。
バランス良く食事を採る事で免疫が上がり強い体作りができるのです。
では免疫を高める食生活について説明していきましょう。
栄養バランスのよい食事を心がける
私達の免疫の要となる免疫細胞という細胞です。その免疫細胞の70%は腸に集まっているのです。
腸内の免疫細胞は、さまざまな細菌やウイルスにさらされることになります。
自分にとって必要な栄養素と有害な異物を見分ける能力を持っている必要があります。
この見分ける力をつけるには、
- 子どもの頃からできるだけ多くの種類の食品を摂る
- 偏食はしない
- 1日30品目以上を取るのが理想
- バランスのよい食事
整腸作用がある食品を積極的に摂る
整腸作用のある食品を摂って善玉菌を増やし腸内環境が整い、免疫細胞も活性化されるのです。
善玉菌と言えば、乳酸菌やビフィズス菌です。これらの入っている乳製品を積極的に食べる様にしましょう。
毎日習慣的にもヨーグルトはとりたいですね。
納豆にも腸の働きを良くする成分があった
納豆に含まれる納豆菌にも、実は善玉菌を増やして腸の働きをよくする効果があります。
納豆菌は活性酵素を生み出します。その活性酸素が消化活動を活発化し、食べ物の消化を助けてくれます。
納豆やヨーグルトを食べる時にはバナナやタマネギなどオリゴ糖を多く含む食品と一緒に摂るようにするのがおすすめです。
抗酸化力が高いビタミンやミネラルが免疫をアップさせる
抗酸化力とは、体の中にあって細胞を老化させたり、がん細胞の増殖や動脈硬化などを引き起こす「活性酸素」の働きを抑える力を持っています。
活性酸素が発生すると、免疫細胞の働きを低下させてしまうのです。
抗酸化力の高い食品を摂ることが、免疫力アップに繋がります。
免疫力を高める果物で中で随一のバナナ
バナナに含まれるペクチン、オリゴ糖が腸内の環境を整え、善玉菌を増やす効果が高く、免疫力アップにつながります。
バナナの持つ免疫細胞活性化の力は、ガン組織の増殖を抑えるほどと言われています。
抗酸化力が高いビタミンの豊富な食べ物は?
ビタミンA・C・Eが特に高い抗酸化力を持ち、免疫細胞を活性化する働きもあります。
- ホウレンソウ
- コマツナ
- ニラ
- ブロッコリー
- 水菜
- カボチャ
- モロヘイヤ
- キウイ
この食材はビタミンA・C・E のすべてを含み、抗酸化力の多い食材なのです
抗酸化力が高いミネラルの豊富な食べ物は?
- 牡蛎
- ウナギ
- 牛
- 豚肉
この食材には「亜鉛」が含まれています。
- ウニ
- しらす干し
- ゴマ
この食材には「セレン」が含まれています。
- ショウガ
- 海藻
- 穀物
- 豆類
この食材には「マンガン」も含まれています。
- 干しエビ
- ココア
- レバー
この食材には「銅」が含まれています。
ビタミン・ミネラルの豊富な食材を選んでたべましょう。
その他にも、豆腐や味噌、納豆などの大豆製品は、食物繊維や腸管粘膜を強くするビタミンB群も豊富に含み、整腸作用による免疫力アップも期待出来ます。
カゼやインフルエンザを予防し、免疫力をアップする為にも食事のバランスと生活習慣は重要です。
免疫細胞は多くの健康を害する細胞を死滅してくれます。
例えばガンもその一部ですよね。
免疫細胞が毎日ガン細胞3000~4000死滅させている
健康な人の体内には毎日3000~4000のガン細胞が発生しているのです。
多くの人がガンにならない理由は免疫細胞ががん細胞を死滅させているからなんです。
免疫細胞には悪影響を与える細胞を遣っ付ける自己防衛機能があります
自分の体を守ってくれる免疫力を上げたいですよね。
免疫力を上げる方法は?
免疫細胞を高めて免疫細胞を増やす事が必要なんです。
免疫細胞は腸に集中しているので食べ物から栄養素を吸収する事が大切なんです。
特に夏場は免疫が下がってきます。
なぜ夏に免疫力が低下するのでしょうか?
夏に免疫細胞が低下するのかと言うと腸が冷えるからです。
腸には体全体の6割に達する免疫細胞が集中しているのです。
夏になると大半の人が冷たい物が欲しくなって食べたりします。
その事で腸が冷えて免疫細胞の機能が低下してしまうのです。
免疫力を高める食べ物は?
ビタミンEやβカロテンを取る事が効果的です。
体を守ってくれるβカロテンは免疫細胞がは強い抗酸化力があるので大切になります。
夏には免疫効果がある野菜があるのです。
その野菜は何なのでしょうか?
免疫力をあげる野菜は青じそ
青じそは小松菜の4倍のビタミンEが含まれています。
青じそはβカロテンの含有量も多くβカロテンの多い人参と比べても2倍近くの含有量なんです。
かき揚げなどの食べ物にも青じそは最適ですよね。
旬の野菜には栄養素も多く含まれていますので、更に効果があるのです。
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