きょうの健康 不整脈 最新情報「心室細動の治療」について
2017年1月19日(木) 13:35〜13:50に放送されます。
心室細動は突然死を招く危険な不正脈で心室細動が起きた場合は、AEDによる救命措置が有効になります。
心室細動を起こしやすいと診断された人は植え込み型除細動器で治療します。
心室細動や植え込み型除細動器について説明していきますね。
出演者
【講師】心臓血管研究所付属病院所長…山下武志,心臓血管研究所付属病院副医長…有田卓人,【キャスター】黒沢保裕,岩田まこ都さんで番組を進行していきます。
不整脈の心室細動とは?
不整脈には安心しても大丈夫な不整脈のタイプがあります。
心室細動は、心室の筋肉が細かく震える不整脈の事で、心臓の筋肉が収縮と拡張を正常に繰り返せなくなり、やがて心停止状態になる不整脈です。
特に心臓の病気がある人は心室細動を起こしやすいと言われています。
心室細動は午前9時前後は心室細動が起こりやすい時間といわれている。
心室細動を起こした場合は、AED(自動体外式除細動器)による救命措置が有効になり、心室細動を起こした人や起こしやすい人は、ICD(植え込み型除細動器)を使った治療を行う事が有効になります。
自動体外式除細動器や植え込み型除細動器の治療法について説明していきますね。
自動体外式除細動器(AED)とは?
心臓の状態をAEDが判断して、自動的に電気ショックが必要かどうかを教えてくれる器械です。
電気ショックをすることで、心室細動を止めて正しい心臓のリズムに戻ることが期待されます。
学校や施設にも設置されています。
植え込み型除細動器(ICD)ペースメーカーとは?
心臓に小さな電気刺激を与えて心臓を規則正しく動かそうとする器械のことです。
心臓の興奮を感知し心臓の状態に応じて電気刺激をする「センシング」と「ペーシング」の機能が備わっています。
しっかりと知識をもって適切な処置が必要です。
ペースメーカーは多彩な機能がある。
- 体や体温などを感知する。
- 心拍数を変動させることが出来る。
- 作動状況や頻拍時の記録保存機能がある。
- 必要に応じてプログラムを変更できる。
電池の寿命は5~10年で本体交換が必要となります。 ペースメーカー重さは、25g前後と非常に軽いものです。
快適な生活を送れるように定期的なペースメーカーの動作がおかしくないか受診をしましょう。
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