2017年3月15日よる7時30分から放送される、ガッテンでは、
- 声で発見!?突然死を招く大動脈の危機
- 大動脈瘤(りゅう)。痛みがなく放っておくと破裂することもある怖い病気。
- 心臓のすぐそばの「大動脈」と「声」との間にはなぜか深い関係がある。
- 危険な「声」の見分け方もご紹介されます。
が紹介されます。
【ゲスト】高橋英樹,福田彩乃,山根千佳,【司会】立川志の輔,小野文惠,【語り】山寺宏一です。
目次
大動脈瘤とは?
大動脈は、心臓から出て胸部、腹部にいたる、からだの中心を走る最も太い血管のことです。
大動脈の太い血管が動脈硬化が進むと、血管内壁の弾力性が低下し、色々な病気になってしまいます。
動脈硬化が進むと血管内壁に高血圧などの要因が加わり、血管がコブのようにふくらんだ状態になります。
そのコブの様にふくらんで状態を大動脈瘤と言います。
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大動脈瘤を放置するとどうなるの?
大動脈瘤を放置すると、突然血管が破裂して大出血を起こします。
大動脈瘤は命にかかわる重大な病気です。
大動脈瘤が破裂した場合
緊急手術を受けても死亡率は30~50%になります。
血管内壁の一部に亀裂が入り、剥離を起こした状態が大動脈解離と言います。
大動脈解離の場合
2週間放置していると死亡率は75%にもなりま。
突然死を招く大動脈の危機
大動脈は心臓から血液を全身に送り出す直径2~3cmの血管です。
自覚症状なく大動脈にコブができることがありますが、コブが破裂することを「大動脈瘤破裂」と言われている。
場所によって違いがあります。
- 上に出来るのを胸部大動脈瘤と言います。
- 下の方に出来るのが腹部大動脈瘤といいます。
共に自覚症状がないと言われている。
大動脈瘤でみられる臨床症状は?
腹部の場合12%の方に腹痛の症状があり、胸部の場合21%の方が胸部に症状があります。
大動脈瘤の2~3割の方に声のかすれが現れる
危険なかすれかたの声帯と正常な人の声帯を見比べてみました。
その結果、危険なかすれかたの声帯は閉じたときに隙間が生じていました。
声帯に指示を出しているのは脳です。
脳の指示を伝えているのが神経です。
声帯につながっている神経は大動脈を経由しているのです。
大動脈瘤ができると神経を圧迫して、脳からの閉じろなどの指示がちゃんと伝わらないのです。
声のかすれ”は病気の大事なサインになることもありますが、声はカゼや声の出しすぎでも簡単にかすれてしまうものなのです。
どんな声のかすれに気をつければいいのか?
ガッテンでは、危険な声のかすれ(反回神経マヒ)の危険性があるかどうかを見分ける「あ~テスト」をご紹介しました。
- 原因に心当たりがない
- 一週間以上続く
- 「あ~」と声を出し10秒以上続かなかった
この様な場合は耳鼻咽喉科へ行って下さい。
反回神経のまひは大動脈瘤以外にも
- 甲状腺がん
- 肺がん
- 食道がん
などが隠れている場合もあります。
試してみてほしいのは、原因不明の声のかすれが1週間以上続く事です。
「声」と病気の不思議な関係があるんですね。
風邪との見分け方がが難しそうです。
大動脈瘤の治療で知っておきたいことは?
X線検査や超音波検査をする事がありますが、CT検査を受けると、患部の正確な場所や大きさなどを判断することができます。
大動脈瘤の検査はエコーや触診、CTなどの定期的な検査を受けることが大切になります。
大動脈瘤が発見された場合は
降圧薬で治療する
手術で「人工血管」に換える
大動脈瘤の治療は2つ方法があります
大動脈瘤の手術では動脈にカテーテルを挿入し、瘤のあるところでステントグラフトを展開し、留置します。
ステントグラフトが血管内に留置され、瘤に血液が流れるのをふさいで、瘤の破裂を防ぎます。
大動脈解離の場合の治療は?
大動脈の患部そのものへの治療と、内膜が破れてほかの動脈をふさぐ危険を防ぐための治療とがあります。
大動脈解離の場合も患部の場所や大きさによって、薬による治療と手術とのどちらかの方法があります。
大動脈剥離の場合は合併症などの危険性もあるので慎重に治療をススメなければなりません。
大動脈瘤の予防で知っておきたいことは?
大動脈瘤や大動脈解離の原因は高血圧です。
高血圧は生活習慣病が原因なので日常の血圧管理がとても重要です。
高血圧は血管への負担が大きくなり、大動脈瘤ができやすく、内膜の亀裂も起こりやすくなるのです。
- 高血圧には注意する
- アルコールの飲みすぎ
- 喫煙をしない
大動脈瘤の予防は生活習慣の見直しが必要なんですね。
高血圧についての詳しい内容は高血圧は脳梗塞の引き金になる!血管のボロボロには要注意!
《高血圧》体験したからこそ分かる 原因 症状 合併症 治療や予防のすべて!のページを参考にして下さいね。
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