今、国民全体では3人に1人が高血圧症と言われています。
60代以上では2人に1人が高血圧だというから可なりの数です。
高血圧になる原因は
- 塩分の摂りすぎ
- 過度の喫煙
- 飲酒など
で高血圧になるということはよく聞く話しですが、「本当に怖いのは“ピストル血圧”」と、血管の名医・池谷敏郎先生はいう。
「ピストル血圧」とは
運動、家事、ストレスなど が起こるでけで血圧が一時的に40から50以上も跳ね上がってしまう危険な状態のことを言うのです。
このピストル血圧は血管の壁をボロボロに傷つけ、心筋梗塞や脳梗塞など突然死を招く危険があるのです。
そしてその引き金を引くのは、誰もがついやりがちな生活習慣が原因であると言われています。
ピストル血圧を招く“注意すべき3つのポイント”とは?
ゲストの里見浩太朗の朝の運動についてリサーチが始まった
早朝6時に起床し、友人と大好きなゴルフにやってきた里見さん。
ゴルフを始めてすぐに血圧を確認すると、安静時は上が138前後という血圧が急上昇!なんと183という値に!
続く3ホール目のティーショットでは、さらに204という驚異的な高さの血圧を記録。
朝の運動は血圧を急上昇させることが分かった
ピストル血圧を招く“注意すべきポイント① 朝から運動
血圧が急上昇している朝の運動は、心臓や血管に大きな負担が!
池谷先生によると特にゴルフ場では 脳や心臓の病気がかなり起こりやすく、特に最初の1番2番ホールでの事故が多いのが現状です。
血圧は通常、寝ている間は下がり、朝は目覚める少し前から身体を目覚めさせるため急に上がってしまうのです。
起床した時にはかなり血圧が高い状態になっています。
その状態での運動は 心臓や血管に大きな負担がかかるって分かりますよね。
このため朝起きてすぐの時間帯は、医師の間では「魔の時間帯」と呼ばれているのです。
朝起きた時に気を付けることをご紹介しましょう。
朝起きてから1〜2時間は、無理をしないことが大切
ゴルフに限った話ではなく、早朝のジョギングの時には、血圧は最高が急上昇する傾向にあるのです。
朝起きてすぐの「布団あげ」など力む行動は、血圧が急上昇してしまうので朝食を食べた後にゆっくり行うことを勧めているという。
ピストル血圧を招く 注意すべきポイント②『急激な温度変化』
入浴で火照った身体を冷ますためについしがちな生活習慣が「扇風機の風を浴びる」ことって良くある光景ですね。
実はこのとき、血圧は入浴直後の血圧が急上昇するピストル血圧になってしてしまうのです!
血圧は、冷たいと感じる刺激“寒冷刺激”によって血管が縮みあがり、そのことが原因で血圧が上昇するという。
「入浴後の扇風機」だけではなく、他の生活習慣での「急激な温度変化」がピストル血圧を招くことになるのです。
例えば暑い屋外から帰宅した直後に冷たいお茶を飲むことなどでも血圧が急上昇するそうです。
ピストル血圧を招く、注意すべきポイント(3)『メンタル』
血圧はメンタルが可なり影響してしまいます。
血圧が急上昇することが分かっていて、危険なピストル血圧を招くのもメンタルが影響します。
ピストル血圧を招くメンタル① 『イライラ』
「イライラ」した時に相手へのイライラと自分の血管、どちらが大事かを考える。
こうすることで「イライラ」を鎮める効果が期待できるのだという。
イライラすると血管に大きくダメージを与えて血圧まで上がってしまうのです。
イライラしただけでもピストル血圧になってしまうのですね。
ピストル血圧を招くメンタル②『自分へのプレッシャー』
「自分へのプレッシャー」による血圧上昇は主婦の日常生活でも起こります。
例えば
- 家事
- 料理
- 掃除
こんな普段の主婦の生活の中で血圧が上がってしまうのです。
その原因は、限られた時間で気を使って段取りよく家事を進める。このプレッシャーが血圧上昇を招いているというのです。
「血圧を上げないようにするには、緊張をしすぎないことが大事」「失敗しても“まあいいや”と考えるのも良い」と思う事が大切なのです。
ピストル血圧を招くメンタル③『興奮しすぎ』
テンションが上ってしまったのか血圧は一気に上昇します。
このように「喜びすぎる」ことも「ストレス」と同様、血圧に影響があるのだという。
様々なシーンで血圧が上がっています。
血圧を落ち着かせる、3つの生活習慣
普段の生活の中で急激に血圧が上がることが分かってきましたが、その生活を止めることは、なかなか出来ません。
普段の生活を送りながら少しでも血圧を下げることは出来ないでしょうか?
そこで簡単に出来るピストル血圧を下げる方法をご紹介しましょう。
血圧を落ち着かせる生活習慣① 「好きな飲み物を飲む」
くつろいでいる時に自分の好きな飲み物を飲むと一気に血圧が下がります。
メンタルが安定してリラックスできるから血圧が反応するのです。
その為にピストル血圧を軽減出来るのです。
血圧を落ち着かせる生活習慣② 「テレビを見てリラックス」
急上昇した血圧を落ち着かせる習慣は、「テレビを見てリラックス」する効果もあります。
家事の合間にリビングでテレビを見てリラックス。この時の血圧は下がっているのです。
余り根を詰めないでほっと一息つくのが、血圧を下がることに効果がありのです。
その為にピストル血圧を軽減出来るのです。
血圧を落ち着かせる生活習慣③「帰宅」
仕事に行って帰宅した瞬間、自宅に帰れる安堵感からなのか血圧は下がります。
外に行って気が張っていても家に帰ると安心出来ますよね。
その為にピストル血圧を軽減出来るのです。
メンタル面が落ち着く環境を作ることも大事ですが、体を動かして血圧を下げる方法をご紹介しましょう。
血圧上昇につながるストレスを簡単に発散!「イヤイヤ発散体操」
誰でも簡単!「イヤイヤ発散体操」です。
1身体の力を抜いて立つ。
2上半身を「イヤイヤする子ども」のようにブラブラと15〜20秒動かすだけ。
この「イヤイヤ発散体操」を行えば、血圧低下が期待できるといわれています。
子どもがストレスの時に「イヤだ〜」と行うこの動きこそがストレスを最も効率よく発散できる行動であり、実際にこの「イヤイヤ体操」を患者にやってもらい、朝血圧が上がりやすい人の血圧がすみやかに下がったことも確認したという。
イヤイヤ発散体操が効果がある理由は?
「イヤイヤ発散体操」によりNO(一酸化窒素)が分泌され、血圧が下がり始めます。
体が「チリチリした感じ」は、「NO(エヌオー)」という物質が血管内に発生しているから起こる現象だそうです。
このNOと呼ばれる物質は、イヤイヤ発散体操のようにリラックスして身体を動かすことで血管内に発生して血管を柔らかくしてくれます。
その結果、血流が良くなり、さらには慢性的な高血圧の予防にもつながることがわかってきています。
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